身体の内側で得られる感覚「内受容感覚」を身につける

『不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ』浅井咲子(著)2021大和出版

https://www.google.co.jp/books/edition/_/josaEAAAQBAJ?hl=ja&gbpv=1

この本は自分の中に「安心のタネ」を育てるワークが紹介されています。

私たちはストレスのある環境下で自然と不安や緊張を感じます。衝撃を受けるような状況に置かれたときも同じです。

そして安全な環境にいれば、安心を感じます。

大切なのはストレス環境下での不安や緊張を感じるときと、安全な環境下で安心を感じるという切り替えができること。

この本ではその切り替えをうまくできるように、自分の中の「安心の土台」を育てる方法が紹介されています。

本の冒頭では、次の15のチェックリストが紹介されています。

あなたは、次のチェックリストに、いくつ当てはまりますか?

☑︎漠然とした不安がいつもある

☑︎落ち着かない、そわそわする

☑︎休みたいのに、なぜだか休まらない

☑︎いつも、テンションが高い、興奮している気がする

☑︎なぜがたすぐに疲れてしまう

☑︎緊張と疲労を繰り返しているような気がする

☑︎肩こりや頭痛などがひどい

☑︎胃腸が弱く、お腹を壊しやすい

☑︎匂い、音、光、人から受ける影響に敏感

☑︎人といると気を使って後でぐったりしてしまう

☑︎休日は平日の疲れで何もしたくない

☑︎時々とてもハイカロリーなジャンクフードが食べたくなる

☑︎お酒を飲むことでリラックスしようとする

☑︎甘いものとカフェインのコンビが大好き

☑︎エナジードリンクをしばしば飲んでいる

『不安・イライラがスッと消え去る「安心のタネ」の育て方 ポリヴェーガル理論の第一人者が教える47のコツ』

これらは自分の中の「安心」が足りていないことから起こっているかもしれません。

「安心」とは、そもそも個人の主観に基づく、人との関係性や環境への信頼感覚です。

あくまで感覚的なもので、客観的に外側の条件で示される「安全」とは異なります。

「安心」を神経の観点から言うと、身体の内部の感覚である内受容感覚と自律神経の予測性がある状態と言うことができます。

内受容感覚は、身体の内部の感覚のことをいいます。

自律神経の予測性とは、「私は大丈夫だ」という内なる予測性のことをいいます。

本書で紹介されるワークによって、内受容感覚を育まれます。神経バランスが整い、自律神経の予測性ができていきます。

これが安心につながると説明されています。

紹介されているワークはすぐにできるようなものばかりです。

これらのワークを

①日常的に取り入れること

②対症療法的に取り入れること

この2点が推奨されています。

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